「じゅん散歩」登場の高島屋人気No.1オリジナルおせち「錦」は手が込んでいました。🍱
高島屋のおせちの中で、長年人気で遂に殿堂入りしたのが、髙島屋オリジナルおせち「錦」三段重と、京味菜のむら「おせち料理八坂の組」。
「おせち料理八坂の組」は、わたしが2006年に初めて髙島屋で購入、以後、何度も買ったのむら「八坂」の髙島屋オリジナルバージョンです。というわけで、こちらは味をだいたい知っているので、今年の高島屋のお試しおせちでは、長年に渡り人気No.1の不動の地位を占めてきた「錦」を頼みました。
高島屋オリジナルおせち「錦」のお試しおせちは、海老なども入ってないし、ぱっと見た目地味です。
でも、長年おせちをお取り寄せしてきて、あちこち試食会にも行って、百を超えるおせちを食べてみて、ぱっと見た目の派手なおせちが果たしておいしいおせちかというと、そうとはいえません。
素材そのままのようなおせち料理は、結局、いつもの味。
おせちならではの、特に和食のおいしさを味わいたいなら、手の込んだ料理がどれだけあるか…なんですよね。
高島屋オリジナルおせち「錦」は、和食の技が随所にみられるおせちでした。
先日人気番組「じゅん散歩」の後半の通販コーナーにも、この高島屋オリジナルおせち「錦」が登場しましたが、あっという間に売り切れたようです。でも、高島屋公式オンラインショップではまだ買えますよ。
椎茸の煮物も詰め物2色
たとえば椎茸なんてお煮しめの一品として、そのまま、ただ煮たものを入れておいても、当たり前なのに、白身魚のしんじょを裏に詰めた「裏白椎茸」と海老しんじょを詰めた「海老椎茸」が入っていました。
身厚保の椎茸本体の味としんじょの味が合わさって、おいしかったですよお。
味がしみた西京漬け
サーモントラウト西京焼は、しっかりと西京味噌の味が染みていて、少量でごはんが進んじゃう、酒のみなら杯を重ねてしまうお味でした。
渋皮付の栗も添えられた栗きんとん
栗きんとんはふつう甘く煮た栗が混ざっているだけ。でもタカシマヤオリジナルおせち「錦」の栗きんとんには、渋皮付栗がついていて、甘すぎない一品になっていました。
ひと手間かけた金柑
おせちにしばしば金柑の甘露煮が入っています。それで充分に満足していましたが、なんと高島屋オリジナルおせち「錦」の金柑は、甘露にした金柑の中をくりぬいて、白あんがつめられていました。
その他、かつおをからめた甘辛の「かつをくるみ」、「じゅん散歩」で煮ている風景が出てきた、山椒で煮込んだ「帆立貝山椒煮」など、どの品もひと手間かけられていました。
初出:2016.11.23 更新:2020.10.16